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2026.07.06

猫の避妊手術・去勢手術について

猫の避妊手術・去勢手術とは?

避妊手術は女の子の卵巣と子宮を、去勢手術は男の子の精巣を外科的に摘出する手術です。猫は発情時にマーキング行動が増え、大きな声で鳴いたり、脱走しようとすることが少なくありません。また、特に女の子では高齢になると、子宮の病気を発症するリスクが高まります。避妊手術・去勢手術を行うことで、発情によるストレスや問題行動だけでなく、生殖器系の病気の予防を行うことができます。

猫の避妊手術・去勢手術のメリットは?

猫の避妊手術を行うことで期待できる主なメリットには以下のものがあります。

  • ︎乳腺腫瘍の発生リスクが低減できる
  • 子宮蓄膿症や卵巣腫瘍などの子宮・卵巣の病気を予防できる
  • トイレ以外の場所での排泄を軽減できる
  • ︎発情期の鳴き声を軽減できる
  • 発情時の脱走を予防できる
  • 望まない妊娠を防ぐことができる

猫の去勢手術を行うことで期待できる主なメリットには以下のものがあります。

  • マーキング行為や尿臭を軽減できる
  • 発情によるストレスを軽減できる
  • 食欲のムラがなくなる
  • 発情期の鳴き声を軽減できる
  • 発情時の脱走を予防できる

猫の避妊手術・去勢手術のデメリットは?

猫の避妊手術を行うことによるデメリットには以下のものがあります。

  • ︎全身麻酔と手術のリスク
  • ︎ホルモンバランスの変化によって食欲が増して太りやすくなる
  • ︎将来的に繁殖ができなくなる

︎猫の避妊手術・去勢手術はいつしたらいいの?

基本的には、生後6〜10ヶ月頃の初回発情前の手術をおすすめしています。猫の種類や体格、発育状況によって適切な時期は変化するため、手術時期については当院までご相談ください。

当院の避妊手術・去勢手術について

当院の避妊手術・去勢手術では、手術中の出血を少なくするために、高性能な電気メスや血管シーリングシステムを使用しています。子宮や睾丸は血管シーリングシステムによって止血処理を行い、縫合糸による異物反応を起こさないように配慮して行っています。また、皮膚の縫合は、基本的に吸収糸による皮内縫合を行いますので、傷も気にすることが少ないため、エリザベスカラーや術後服は不要になります。また、抜糸にためにご来院する必要も合いません。

 

   

   電気メス             血管シーリングシステム

猫の避妊手術・去勢手術の1日の流れ

事前に診察に来ていただき、身体検査して手術日を決定します。

①手術当日は絶食絶飲の状態で午前中にお越しいただき、身体検査と血液検査を行います。高齢な子など必要な場合は、胸部レントゲン検査も行います。

②検査に異常がなければ、お昼の時間に手術を行います。

③手術後は麻酔から完全に覚めるまで、入院室で休んでもらいます。

④基本的に手術は日帰りで行っているため、午後の診察時間内にお迎えに来ていただきます。おうちでゆっくりできない場合や見ていることが不安な場合には、入院も可能ですので、お気軽にご相談ください。

猫の避妊手術・去勢手術をお考えの方は、愛知県名古屋市近郊の「なぐら動物病院」までご相談ください。

 

 

獣医師 八竹直哉