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うさぎの避妊手術、去勢手術について
うさぎの避妊手術、去勢手術は必要?
うさぎは、高齢になると子宮や睾丸の病気を発症する可能性が高い傾向があります。特に女の子は子宮腫瘍がかなり高い確率で発症してしまうため、避妊手術することをお勧めしています。
避妊・去勢手術を行うことで、生殖器系の病気や発情によるストレスを予防することができ、高齢期になっても安心して過ごせます。繁殖の予定がない場合は、早めに手術することをおすすめします。繁殖を予定している場合も、繁殖の引退後はなるべく早く避妊・去勢手術を行うことを推奨しています。
うさぎの寿命は伸びていますので、安心して高齢期を過ごすために、若いうちに行っておくと良いでしょう。
うさぎの避妊手術、去勢手術の時期は?
基本的には、生後6〜12ヶ月頃に手術することをおすすめしています。うさぎは1歳を超えると子宮や腹腔内に脂肪がつきやすく、また若すぎると子宮が細すぎて脆く、手術の難易度を上げてしまうため、適切な時期に行うことをお勧めしています。

うさぎの子宮に大きな脂肪がついています
うさぎの避妊手術、去勢手術の1日の流れ
手術は通常、日帰りで行います。
手術当日は午前中にお越しいただき、血液検査を行います。高齢の場合には、胸部レントゲン検査も行います。
検査に異常がなければ、お昼の時間に手術を行います。
手術は、吸入麻酔による全身麻酔で行いますが、安全に行えるよう、気管に特殊なチューブを装着し人工呼吸器に対応できるようにしています。鎮痛剤も投与し、痛みに配慮して行います。
子宮や睾丸は糸を使わずシーリングシステムにて止血処理を行い、縫合糸による異物反応を起こさないよう配慮して行います。皮膚は基本的に吸収糸による皮内縫合を行いますので、抜糸の必要がなく、傷も気にすることが少ないため、基本的にはカラーや術後服は不要になります。
手術後は麻酔から完全に冷めるまで、入院室で休んでもらいます。高齢の場合は、術後に酸素室に入っていただきます。
ご帰宅後、自宅での対応について
麻酔の覚醒具合はうさぎ個々で異なりますが、ご帰宅後はケージ等で安静に過ごしていただきます。食欲旺盛な子の場合、帰宅後にすぐに食べ始めますが、避妊手術後1日程度、食欲が落ちる子がいます。嗜好品やジュース、生の野菜などで促してあげましょう。
傷口を集中して舐めることは少ないですが、1日1回は手術部位を確認していただくと良いでしょう。
名古屋市近郊にお住まいで、うさぎの避妊去勢手術をお考え方は、愛知県東郷町の「なぐら動物病院」までご相談ください。
獣医師 名倉美智子